2026年度10月園だより
「繋がる 一人ひとりの物語」
園長 清田悦子
例年になく雨模様の日が多い今年の秋。木々の間から青い空が見える日には、待っていましたとばかりに庭に飛び出す子どもたちです。なかなか外で思い切り遊べない日は、お部屋の中での創造的な遊びに夢中になったり、ホールでの空間を工夫しながら身体と心を動かして楽しんでいます。
昨年から「うんどうかい」という行事の意味や呼び名について、職員間で話し合いを重ね、今年もこの季節を迎えました。乳児組は「まきばファミリーデー」と呼び名を変え、いつも子どもたちが安心して過ごしている場所で、日々楽しんでいる歌や遊びから発想を広げて、ご家族もいっしょに楽しめるひとときにしたいと、職員が工夫を凝らして準備しています。
幼児組は、保育者と子どもたちが話し合ったところ「うんどうかい遊び」は子どもたちがこの時期楽しみにしているちょっと特別な遊びだということがわかってきました。ならば、一人ひとりが選んだ「うんどうかい遊び」を、その子どもらしい参加の仕方で楽しめるように...そして、子どもたちが主人公の「舞台」そのものも、子どもたちといっしょに作っていこう!という願いを込めて、「うんどうかい~まきばスペシャルプレイデー」というサブタイトルをつけました。
さて、この日のまきばの「門」の装飾は、まきば保育園を代表して、たからぐみ19名の子どもたちが選んだ、色とりどりの「糸」で作られています。すべての子どもが一人ひとりまったく違う、その子どもだけの素敵な色と物語を持っている。だから互いに比べたり、どれか一つの色に揃えようとはしない。そして「糸」はつながりあって、新しい景色も創り出せる...それが、「子ども一人ひとりのストーリー」と「つながり」を大切にするというこの日のテーマを表しています。
自分で選んだ遊びでも、勝ち負けの意味がわかって、悔しくてひっくり返って泣く子どもも、競技よりお友だちの応援や、会場のお手伝いでキラリと光るものを見せてくれる子どももいます。練習のときはいつも人一倍笑顔で楽しんでいる子が、当日はいつもと違うにぎやかな雰囲気にドキドキして「見ているだけ」の参加になるときもあります。
けれど、そのありのままの姿は、その子どもが主人公の物語の大切な一場面です。去年はあんな姿だったな、今年はどんな一面をみせてくれるだろうということも楽しみです。また、子どもは「つながり」の中で育ちあっています。ぜひ、我が子だけでなく、いっしょに育つ兄弟姉妹のようなまきばの子どもたちみんなのことを見守り、温かく応援していただけたらと思います。
10月31日(土)には「オータムフェア」も予定しています。この場所が、まきば保育園・学童クラブ・YWCAに繋がる多くの方々、地域の皆さまに向けて開かれた憩いの場であるようにと願い、楽しい企画をしています。こちらも、どうぞご家族みなさまで楽しみにお出かけください。