園だより

「まきばのかぜ」

2019年12月

副園長 瀬口哲夫 

クリスマスを迎えるために 

 今年もクリスマス商戦が始まり、街にはネオンが輝き、軽快なクリスマスソングが流れています。子どもたちはサンタが持ってくるプレゼントに目を輝かせ、おいしいケーキを待っています。クリスマスがイエス・キリストの誕生を祝う日だとは知らなかった。サンタクロースの日だと思っていたという人も多いのではないでしょうか。保育園はクリスマスになるとイエスが生まれた馬屋を1月初旬まで飾ります。その飼い葉桶の中にねむる赤ちゃんは何かを伝えようとしているように思えます。それは「いのちの温かさ」。人のいのちが軽んじられる時代だからこそ、イエス・キリストが暗く寂しい馬屋の飼い葉桶の中で無力な赤ちゃんとして生まれてきた意味を真剣に考えたいと思います。

神が良しとして造られた世界を人間が自分本位の欲望によって壊してしまったのを見て、神は世界を再び立て直すためにイエスをこの世に遣わしたと聖書には書かれています。馬屋で生まれたイエスは十字架に架けられる日まで、自分の使命を果たすために生きました。どんなに非難され辱められても、貧しい者や病に苦しむ人々のところへと自ら訪れ、共に食べ、飲み、話を聞き、救いの道を説きました。その生きざまによって本当に大切なものは富ではなく人と人との信頼に満ちた繋がりであることを示してくれたのです。私たちは、時に誰からも理解されず、誰にも愛されていないのではないかという闇に包まれることがあるかもしれません。イエスが生まれた時代にもそうした悲しみを抱えた人はいたし、今の時代にもそうした人々はたくさんいます。イエスはそれらの人々に伝え続けました。どんなに苦しい時でも、神はいつもあなたを大切にしつづけてくださっている。あなたは神が望んで生まれてきた子。神の望みはあなたの笑顔。今は苦しみや悲しみに心が塞がれてしまっていても、神はいつも傍にいるから大丈夫。いつも喜んでいなさいと...。私たちもその言葉を信じながら、常に互いに支え、支えられながら生きていきたいと思います。

クリスマスおめでとうございます。私たちが信頼で繋がれますように。 みなさまとご家族の上に幸せがありますように心からお祈りしています。

◆バックナンバー
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