園だより

 

 

「まきばのかぜ」2024年2月

マイブーム

      園長 瀬口哲夫

 

暖冬といわれながら寒い日が続きますが、毎日、子どもたちの元気な声がひびいています。クラスによっては、近くの公園に散歩に行く姿も見られるようになり、コロナに怯えて室内に籠っていた、この2,3年が霞んでいきつつあるように感じています。冬きたりなば、春遠からじ。木々の芽は気づこうとしなければわかりませんが、よく見ると、もう人知れず膨らんでいます。子どもたちがこの2月、3月をいきいきと乗り越え、大きく成長してくれることを楽しみにしています。

さて、「お友だちは大切。皆と仲良く遊びなさい」と声をかける大人たちが多いけれど、子どもたちにとっては、「なにか面白いものはないか」が全てです。誰とも遊ばず、何もしていないように見えたとしても、それは一時的なことで、「何かしたい」「だれかと繋がりたい」と思っている子がほとんどです。今、やりたいことを、友だちを見つけている最中なのです。気になること、楽しいことを一つでも見つければ、突然表情が変わり、夢中になって遊びはじめます。夢中になっているときに、その遊びを止められたら顔を真っ赤にして怒り出す。そのぐらいが調度いいと思っています。私は、こうした状態を「その子だけのマイブームが来たな」と喜んで見ています。"大声で次々に変な声を繰り返す""細かいものを集め続ける""穴を見つけては枝を突き刺す、手当たり次第に物を投げて笑っている"大人からみると困る行動が次々に表われます。しかも遮ると怒り出すことに参ってしまうことがあります。けれど、それこそが子どもにとっては貴重な心のスペースづくりとなっていくのです。そのためには大人の寛容さが求められます。マイブームは次々と変わっていくけれど、心にできたスペースは消えることがありません。そのスペースさえ出来ていれば、"喜びの居場所"はすでに広がっているのです。お父さん、お母さん、あなたが夢中になった「マイブーム」は何でしたか?そのことを思い出してください。楽しい、面白いと思う幼少期を過ごす子どもたちの笑顔こそ、私たちの希望であり、宝物です。どうぞ、子どものマイブームを応援してあげてください。保育園は「子どもにさせたいことより、子どもがしたいこと」をこれからも大切にしていきます。
 
11月にご協力いただいた、日本保育サービス評価機構による保護者アンケートの結果が届きました。ご協力ありがとうございました。保護者の多くの方が、まきば保育園の保育方針を理解し、総合的に、大変満足、満足の評価をしてくださったことに感動しています。特に、保育園が子どもの成長に役に立っていると言ってくださった方が多く、保育園に働くものとして、これ以上の励ましはないと感じています。個人意見として書いてくださった要望についても、園の考え方を一つ一つ丁寧に考え、検討結果をお伝えしていきたいと考えています。保育園に届いた皆様の評価を書面としてお伝えすると同時に、資料を事務所前に置きますので、どうぞご覧いただき、疑問の点はお尋ねください。