食 育

調理室の窓から

2023年3月

 昨年の進級当初は、「今日のごはんは美味しいかな?」と聞いても、恥ずかしそうに頷くだけ。こちらにも緊張が伝わってきました。年間を通して、何度も様子を見に行くことで、私たち栄養士にも慣れてきて、「これは何?」「今日のメニューで、これが1番好き」と子どもからお話しをしてくれるようになりました。初めは先生と一緒に調理室にメニューを聞きに来ていた子も、今では一人で来て「今日のごはんは何ですか?」と大きな声で何度も聞いています。スプーンが上手に使えるようになった子、苦手だったものが食べられるようになった子。この1年、食事を通して成長していく姿を様々な場面で感じました。これからも子どもとのつながりを大切にしながら、みんなの喜ぶ顔を思い浮かべながら毎日のごはんを作っていきたいと思います。