ひびきあう心

2019年2月
副園長 瀬口哲夫

まきば保育園の保育士は「子ども自分自身が主人公となる子どもの育ち」「独自の人生のなかで、自分に価値を見出していく人間の生き方」を考えながら保育をしています。子どもに「先生のお仕事って何?」と聞かれることがあります。「君たちの素晴らしさを見つけること」「いま、君に必要なもの、必要なことを考えること」と答えています。保育士は、子どもたちが自分の力に気づいて生活していけるように必要な手助けをし、子どもがやりたいと思った時にチャレンジしていけるように、自信を持てるようにサポートします。また、子どもたちはいつか大人の手を離れて、周囲の人々と暮らしていけるようにと考え、'自分の気持ちを言葉にして主張出来る力''周囲の人と一緒に何かをやり遂げようとする力''相手の立場に立って他人の要求を受入れる力''困難に立ち向うために我慢する力''自分の力で落胆から立ち直り、再びスタートをきろうとする力'、それらが友だちとの関係の中で育まれていくと良いと考えています。保育士はしっかりと見守り、時には子どもの要求にあえて応えず、時には別の方法を提示しながら話し合うこともあります。そのような友だちや保育士に囲まれて子どもたちは、 "自らの生きる力"(学び考える力、実行する力、よりよく生きようとする力)を育んでいるのです。今は出来ないとしても、いつかは子ども同士で自分の意見を言い合いながら調整し合えるようになってほしいと考えています。そのためにも子ども個人への配慮と共に、子どもたちが安心して生活し、活動を広げられるように、クラス、園全体の安定性(安心感)を高めていこうと努力しているのです。なにより大切なことは、子どもにはその力があると信じることです。だちと、先生といて楽しい"今"を積み重ねていけば、この子どもたちが"嬉しい時に喜び合い、辛い時に助け合う。互いが生きていることを喜びあい、互いの違いを認めながら尊敬しあう社会"をいつか創っていってくれるだろうと夢見ています。